2012年度の設備投資計画額は、前年度比14.6%減
・設備投資計画額は979億円、製造業が大幅に減少、非製造業は大幅増加
・設備投資計画企業の割合は52.4%と減少傾向続く
・一部で節電関連の設備投資もみられる
2012年度(5月31日現在で調査)における全産業の設備投資計画額は11年度実績比14.6%減の979億円となる見通しである。
業種別にみると、製造業については11年度実績比26.7%減の717億円と大幅に減少する見通しである。半導体関連や電力関連設備の増強投資、太陽光発電システムの導入などが予定されているものの、設備投資の一巡から、「石油・化学」「鉄鋼」などが大きく落ち込み、特に進出企業での投資額が大幅に減少する見通しである。
一方、非製造業については11年度実績比55.2%増の262億円となる見通しである。「電気・ガス・熱供給・水道業」や「運輸・倉庫業」で継続的な設備投資や新規大型案件の発生により、設備投資予定額の増加が見込まれている。
12年度に設備投資を計画している企業の割合をみると52.4%と11年度を3.5ポイント下回り、減少傾向が続く見通しである。
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