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MY WAY ~私の歩んできた道~

2017年11月号 No.326

海、そして船とともに

渡辺水産有限会社 取締役会長

渡辺 恵(4回シリーズ:その3)

伊勢湾台風が後押し

昭和34年9月。伊勢湾沿岸の愛知県や三重県に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風が襲来した。
「真珠養殖は貧乏人がやる仕事じゃない」。
三重県の大手の真珠養殖業者に、そんな悪口を言われたこともあった。森崎湾で真珠養殖に乗り出していた業者だ。
だが、伊勢湾台風で一変した。手のひらを返すように、「この湾でできた貝は、すべてうちが買うから売って欲しい」と申し出てきた。「古い道具を使っていい」と提供してくれた。国内最大の産地だった三重県沖などで真珠養殖に大きな被害が出たためだ。
母貝の値段は一気に倍ほどに跳ね上がった。貝一つで20円から40円になった。そのときの作業員に支払っていた日当は200円くらい。その他の経費を差し引いても生産組合の組合員1人当たりの利益が年30万円近くになった。当時、こんなお金を手にした人はそうはいなかった。組合員は皆、利益を元手に、生産組合ではなく個人で事業を始めるようになった。

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